しもかわのどんな未来を

つくっていこう?

人と自然を未来へつなぐ
「しもかわチャレンジ」

1901年に開拓の
鋤が入って100年以上、

下川町は人口減少や合併問題など、度重なる困難を背水の陣で挑み乗り越えてきました。まだまだやらなければならないことは山積みで、順風満帆とは言えません。けれどこれからの、次の未来を自分たちの手で作っていくために2030年を一つの基準に、

下川町独自の
7つの目標を決めました。

2030年までに下川は「誰ひとり取り残されず、しなやかに強く、
幸せに暮らせる持続可能なまち」を目指す!

みんなで挑戦しつづけるまち

危機や困難に挑戦し続ける不屈の精神や多様な人々、価値観を受け入れる包容力、寛容性などの「下川らしさ」を体現するまち

誰ひとり取り残されないまち

すべての人が可能性を拡げ続けられ、居場所と出番があり、健やかに生きがいを感じて暮らせるまち

人も資源もお金も循環・持続するまち

人・自然資源(森林・水など)・お金などすべての永続的な循環・持続、農林業など産業のさらなる成長、食料、木材、エネルギーなどの地消地産により、自立・自律するまち

みんなで思いやれる家族のようなまち

人とのつながりを大切に育み、お互いを思いやり、支え合って、安全で安心して住み続けられるまち

文化や資源を尊重し新しい価値を生みだすまち

引き継がれた文化や資源など、古くても大切なものは守り、新しい価値を生み出す「温故起新」のまち

世界から目標とされるまち

下川町のこれまでの取り組みを基盤に、さらに進化・深化させ、脱炭素社会の実現(パリ 協定)や世界の持続可能な開発(SDGs)の実現に寄与するまち

子どもたちの笑顔と未来世代の幸せを育むまち

子どもたちがいきいき伸び伸びと成長するよう、すべての未来世代のことを考え、地域全体で育むまち

町民主体で進めるまちづくり

2018年から、国連が定めだ持続可能な開発目標「SDGs」をモノサシにして「下川町がどんな地域になったらいいか?」ということを話し合ってきました。その主たるチームが、町民10名・行政10名の「SDGs未来都市部会」。トップダウンではなく、暮らしている人々が自分ごととして地域の未来を考えるまちづくりを進めています。

この7つのゴールに込めた思い

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麻生翼さん

「SDGs未来都市部会」部会長 NPO法人「森の生活」代表

国連は、SDGsを「“誰一人取り残さない”世界の実現」のためのゴールと謳っています。けれど下川では「誰ひとり取り残されない」という言い回しに変えました。「“取り残されない”という表現の方が上下関係が感じられなくていい」というメンバーの意見が出たためです。こうした一つひとつの言葉選びにも、下川らしさが現れていると思います。

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山川先生

副部長の山川美紀さん。下川中学校の先生

町民アンケートをとって、いろいろな視点の意見をもらってその声をもとに、目標を言葉にしていきました。私みたいに学校現場にいるから思いつくこともあるし、農家さんや他の事業者さんだから思いつくこともありますから、部会にはそういう多様な立場の人が集まって考えたからこそ、意味があるなって。「チャレンジしやすい町、チャレンジを応援する町」という言葉は、部会でも何度か出てきたんですが、みんながチャレンジしなくちゃいけないわけではないよね、という意見が出たり。漏れてしまう事業がないかも何度も確認しながら話し合いました。

ワークショップ

「ありたい姿を考える町民有志の会」と称して、部会以外の町民が集い、今の地域の課題や下川のいいところ、変わっていくべきところを話し合った

作戦会議の様子

現在の下川町の地図を見ながら、SDGsの17個の目標が、地域のどの場所やどんな取り組みに当てはまるかを考えるワークショップも実施