362514あとがき1.アロマテラピーや漢方を学んだマッサージのスペシャリスト、塚本あずささん。次に腰を据える場所として下川町を選び、東京から移住。フプの森やSORRY KOUBOUなど、町内発のアロマのメーカーがあったのもきっかけになりました。「予防医療としてもっとリラクゼーションサロンを利用してほしい」と語ります。2.トドマツの伐採過程で出る未利用材を使った、フプの森のアロマを焚きながらマッサージを受けました。トライアル価格でマッサージを利用できるのは今だけ。あずささんのいる町に住みたいと心から思いました。3.木こりビルダーズが造ったパン屋jojoniの外観。その姿は、込められたストーリーを物語っているようです。4.7月にある下川町のイベント「森ジャム」の実行委員によるネットラジオの収録に、ゲストとして参加。「イベントは一度きりだけど、その後の生活にそれぞれが持ち帰る何かがあってほしい」と聞き、どんなことにも真摯に取り組む町だなと改めて感じます。5.2019年に新潟から移住し、教育支援に携わる本間莉恵さん。緊急事態宣言を受け学校が休校になる子どもに向けて、自分の好きなことを見つけ、応援する企画「スキ活コンテスト」を実施。「こんな時だからこそ自由な時間を楽しんでほしい」と話してくれました。6.自宅待機中に楽しんでもらえるよう、YouTubeチャンネル「しもりんこ」を開設した本間さん。町民や町のお店を取材して楽しく編集しています。種子が発芽するためには、水と空気と適した温度が必要なんだそうです。人間も同じように、町で新しいことを始めようと思ったら、きっと一人だけで進めることはできません。今回出会った、新しいことを始めようとしている人々は、「一人ではできなかった」と口々に言いました。町に頼れる誰かがいる。そして、応えてくれる人がちゃんといる。そんな人たちを、町内のみんなが温かく見守っている空気があります。何かを始めるのに、なんて頼もしい町なんだろうと思いました。小さな芽は、温かい優しさに包まれてぐんぐん成長していくことでしょう。それを楽しみにまた7月、緑の季節にお便りを書きます。
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