“不要不急の外出は自粛するように。”コロナウイルスの影響で、よく聞くようになった言葉。けれど、何をもって不要不急なのでしょう。疑問が浮かびました。ては必要なものもあります。「そんな場所になれたら」と、ヨナタンストアの奥田容子さん。波は佐さ見み焼やの作家でもある奥田さんは、2019年に家族で下川町に移住し、2020年6月に雑貨店を開きました。らオープンの証という仕組み。扉を開くと思わず歓声を上げてしまうほど、カラフルで楽しい店内です。駄菓子やおもちゃは、町内の子どもたちのため。海外の食品や雑貨、文房具などは、地域の、特に「お母さんたちの息抜きに」と、奥田さん。必要物資以外になかなか触れられない小さな町で、心躍るようなものとの出合いを作りたいという思いが根底にあります。気温が身体になじんだから。さらには、移住者が多く新しいことに寛容なこの町の、やりたいことを応援してくれる雰囲気があったから。特に、「移住者だからといって、誰かに迎合せず、自然体でいられる」ことも、何より大きいポイントでした。てくるほど、いつでも明るく、パワフルな奥田さん。きっとすでに、彼女自身もこの町の誰かにとって、必要不可欠な存在になっているでしょう。多くの人にとって不要でも、誰かにとっ店の住所は秘密で、青いソリが出ていた下川町を選んだのは、まず一番に湿度や話しているだけでこちらまで楽しくなっ2.10.25theme き |連載| 3通目 | 2020年10月ヨナタンストア住 所/秘密 (町民に聞くか、探してください)営業時間/青いソリが出ているとき
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