多い下川町。例年なら「遊び道具の雪が降ってきた!」と心躍らせる町民たちですが、この冬は家で過ごすことのほうが多いようです。縮こまってしまいがちな冬ですが、下川町の人はそれぞれの方法で身体を温め健康を維持していました。その一つは、塚本あずささんのマッサージを受けること。地域おこし協力隊「シモカワベアーズ」として東京から移住。町民に手伝ってもらい改装した小屋で、薬草庵というリラクゼーションサロンを開きました。施術に、下川町の「フプの森」や「SORRYオイルを使っているのが特徴です。リラックスすることからスタート。トドマツの香りが漂う小屋の中、ふわふわのバスタオルで足を包んでもらった瞬間、ずっと張っていた緊張の糸が緩んだのを感じました。身体の芯まで温まるマッサージを終えると、全身がすっきり。施術後のカウンセリングでは、感触からわかる身体の冷えや歪み、その解決法なども教えてもらいます。身体の悩みを知っている人が身近にいてくれることは、なんと心強いことでしょう。 「予防医療として、マッサージが日常の一部になっている。そんなサロンを小さな町でやりたくて」と塚本さん。月に一度は薬草庵を訪れて、自身の身体の状態を知り、健康に役立てる。下川町民の間で、そんな新しい習慣が生まれているようです。今年の冬はとりわけ気温が低く、雪も塚本さんは2019年12月に、起業型のまずフプの森のオイルを垂らした足湯で、 KOUBOU」の3.2.25theme|連載| 4通目 | 2021年2月薬草庵※サロンは予約制です。https://aroma-kampo.com
元のページ ../index.html#22