「子ども」×「地域」をコーディネートする人材求む!
北海道下川町は移住者が多い町です。
近年家族移住が増え、日本全体としては子どもの割合が減っているにもかかわらず、下川町は子どもの割合が増えています。
【森林】
町の9割を占める森林を教材にした「森林環境教育」は2005年から幼・小・中・高の教育カリキュラムに組み込まれています。
たとえば、認定こども園(町営の幼保一元化施設)では毎月森にでかける「森のあそび」を行います。
学校の授業では町産材を活用した木工製品作りや、川の生態系を調べてそれを他の授業と連携するなど授業を横断した学びも一部進めています。
また、「環境に配慮した生活の取り組み(馬のいる生活、車不使用で自転車での移動、パーム油など環境負荷の大きいものは購入しない)を町内に住む方々から聞き、自分たちで何ができるかを考え、実際に企画・アクションをして、町長への提案を行いました。
さらに、町民が始めた子どもサークル「森のようちえん」や、大人も子どもも身近な森で自由に楽しむ「みくわの日」(月1開催)なども開催されます。
【人】
下川町には全国各地から、様々な経験を経てスキルを身につけた魅力的な方たちがたくさん移住してきます。もともと下川に住んでいる町民も精力的に活動している人が多いため、一緒にイベントを企画・運営したりと、3,100人の人口とは思えないほどの活気であふれています。
このような下川町の「人」を生かした、地域の大人と子どもたちとをつなぎ、共に育てていく“共育(きょういく)”という新たな教育の形も近年この町で力をいれているため、下川町の子育て環境は大変注目されつつあるのです。
この協力隊のミッションは??
この地域おこし協力隊のミッションは、大きく二つです。
①下川商業高校(道立)の課題研究支援
実際に高校に足を運び、先生と連携しながら学校と地域の連携をサポートしていきます。
まずは、高校3年生がおこなう課題研究の授業をサポートする予定で、生徒自身が設定したテーマの探究のために、地域の大人たちとの接点を生みだすコーディネートをし、実際にアクションにつなげていくお手伝いをしていきます。
②中高生の居場所づくりの設計と運営
下川町の中学生・高校生が「やりたい事」を深めていけるように、学校とは別のコミュニティを作ってサポートしていく予定。子どもたちがいつでもふらりと立ち寄れて、様々な大人との出逢いや、体験・経験ができ、悩み事をこそっと相談できる、そんな場所を作っていくのが目標です。
その他、学校と地域をつなぐ活動
必要に応じて、下川の子どもたちが地域に入り込み、また、下川の大人たちが学校との接点を作っていけるように、活動をしていきます。