日本最北のしいたけ産地
※現在この求人の募集は停止しております。
下川町市街地から12km離れたところに、「一の橋」という集落があります。
この集落は、かつて林業・林産業で栄え、劇場や映画館などもある賑やかな地域でした。しかし、産業の衰退やJRの廃線などにより、たくさんの人が一の橋を出て行ってしまい、今では約120人しか暮らしていません。地域の産業も基盤がほとんどなくなり、人口流出が著しい地域です。
けれど、2010年以降、地域おこし協力隊制度を活用してコミュニティカフェの新設や木質バイオマスボイラーの熱を利用した住宅の集住化を行なった結果、2017年には高齢化率が50パーセントから20パーセント台に減少。子どもたちが遊ぶ姿も見られる地域になってきたのです。
そんな一の橋地区では、バイオマスボイラーの熱を活かして菌床しいたけの栽培を行なっています。日本最北のしいたけ産地として徐々に知名度を上げてきた下川町産のしいたけを、ますます革新していく新たな人材を、募集します。
一度は衰退して消えてしまうかもしれなかった地域が、息を吹き返してこれからの生業と暮らしを築く、その最前線でお仕事をしてみませんか。
一の橋地区のまちづくりについて
一の橋地区を語る上で欠かすことのできない「森林バイオマスの熱エネルギー」。
下川町の9割を占める森林を生かして、一の橋地区の活性化に取り組んだのが2010年のことです。
下川町では、1本の木を余すことなく使うカスケード利用を推進していて、木質バイオマスボイラーで最終的に活用されなかった枝や皮、町内にたくさんある未利用材などをチップにして、バイオマスボイラーの燃料として活用しています。
一の橋地区の中心部にはバイオマスボイラーを2基設置。以下の施設でこの熱エネルギーを利用して暖房・給湯を賄っています。また、バイオマスボイラー施設の屋根には太陽光パネルも設けて、一部の電力も賄っています。
①バイオビレッジ
高齢世代でも暮らしやすいよう、廊下でつながった22戸の集住化住宅
②駅カフェイチノハシ
地域の方が気軽に集まれるコミュニティカフェ
③郵便局(警察立ち寄り所)
裏手のバイオビジレッジとつながっている郵便局。この集落には駐在所がないので、定期的に警察官が立ち寄ります。
④下川町特用林産物栽培研究所(通称:しいたけ工場)
このしいたけ工場は、下川の基幹産業である農業が冬期間できないため、通年雇用を生みだすことと集落の活性化を目的に2014年に作られました。
敷地内には5棟のビニールハウスがあり、菌床しいたけをバイオマスボイラーの熱を利用して育てています。
また、選別してパック詰めする施設も併設されていて、30〜60代の25名ほどの従業員が働いています。立ち上げ時から試行錯誤を繰り返し、現在は生産量も安定、すでに出荷先も確保できているので、ある程度の売上もあげられる施設として成長しました。
他にも、障がい者支援施設や企業誘致した試験研究施設などへの熱供給など、バイオマスボイラーを中心に集落の活性化がはかられています。
地域おこし協力隊がめざす将来像とは?
このプロジェクトでは、ゆくゆくはしいたけ工場の経営者となることを視野に入れた、地域おこし協力隊を募集します。
将来的には規模を拡大をして生産量を増やし、さらなる売上をあげることもできるかもしれません!
現在別のプロジェクトで募集している、すぐそばの「駅カフェイチノハシ」とのコラボで、新たな下川産しいたけを活用した面白い取り組みを生み出すこともできるかもしれません!
日本最北のしいたけブランドを構築できる可能性をも秘めています。
この仕事に正解はないけれど、だからこそとてもやりがいのあるお仕事です。
さらに近年、この集落には移住者が増えています。
彼らは、住民を巻き込んだ手づくりのイベントを開催したり、誘い合って近くの川でヤマメ釣りをしたりと、なんだか楽しそうです。仕事も暮らしもこの地域にどっぷり浸かってぜひ楽しんでみるのがオススメです。
募集の詳細
■募集人数:1名
■募集期間:募集人数に達するまで
■賃 金:200,000円、時間外手当あり(活動費なし)
■待遇・福利厚生:社会保険(健康保険、厚生年金保険)、雇用保険、労働者災害補償保険に加入
■勤務時間:1日7時間45分
■休日:週休2日(シフト制)
■資格:不問
■選考プロセス:
1次審査・・・書類選考
2次審査・・・面接による選考
■こんな方にむいています
■コミュニケーションをとることが好きな方
■経営に携わってみたい方
■営業のスキルを生かしたい方
■マネジメント力を試したい方
■地域活性化に興味のある方
■しいたけが好きな方
■農作物の栽培に興味のある方
■お問い合わせ:
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