滋賀県の湖畔でアトリエ兼カフェを構えるお二人から、人が集まる場づくりの方法を学びました
2018年1月21日(日)、しもかわ町中勉強会vol.1「人とお金の流れを呼び込むお店のつくり方」を開催しました。
お越しいただいたのは、滋賀県彦根市にアトリエ兼カフェである「VOID A PART」(以下、VOID)を運営している牧貴士さんと、周防苑子さん。周防さんは「ハコミドリ」という、廃材と植物を使ったリユースプロダクト作りをしており、VOIDは周防さんの作品作りの現場でもあります。
「滋賀のものはダサい。でも東京や京都に負けない、海外にも通用するかっこいいもの、おしゃれなものを作って発信できるはず」という思いで、SNSを使い、情報発信・ブランディングを実施。現在は、近隣の人だけでなく関東や東北からもVOIDを目指して来るお客様がいらっしゃいます。
オープンしました🙌先日のmarketでも本当に御好評頂いたので、今後ちょこちょことお花屋さんをやろうかなと思っています😊✨
— VOID A PART (@voidapart) 16 December 2017
今日は、コチア、ユーカリ、ガーベラ 4色が新たにお目見え。どうぞごゆっくりご覧くださいませ🌼
18時ラストオーダー、19時閉店まで、お待ちしております。 pic.twitter.com/aRhMjEQ4NP
VOIDはお二人だけでなく、地元の建築を学ぶ県立大学の学生たちを巻き込んでセルフリノベーションを行い、クラウドファンディングで資金調達をして完成。
現在は「VOIDでイベントがやりたい!」という方々が企画を持ち込み、そのイベントに参加された方が、次の催しを主催する……というサイクルが出来上がっているそう。
行動力バツグンの周防さんと、彼女を支えるブレーンである牧さん。二人のバランスでVOIDが滋賀のハブとなりつつあります。
勉強会の最中に、牧さんが地域で何かを始める上で必要なことと、人を巻き込むための考え方を伝授してくださいましたので、こちらでもチラッとご紹介。
地方で何かを始めるために必要なこと
・都会でも地方でも、一人では何もできない
・一人では何もできないから、人を巻き込む必要がある
・都会に比べて地方にはプレイヤーが少ない
・地方は情報も少ないし、感度が高い人も少ない
・だけど、いないわけではないから探す必要がある
・見つけた時に巻き込む必要がある、巻き込まれる必要がある
巻き込むために必要な5ステップ
1. 未来(ゴール)を語る
2. 未来を決めた過去(原点)を語る
3. 過去から現在までやってきたことを語る
4. 現在から未来に向けてやろうとしている計画を語る
5. 今欲しいものを伝える
また、資金繰りやお金の生み方についてもお話いただきました。地域で資金調達をする上で、VOIDのコンセプトや目的をなかなか地元の方に理解してもらえず、戦ったというエピソードも。成功している一面だけではなく、一筋縄ではいかない地域で動くリアルなお話には、メモを取る方もちらほらいらっしゃいました。
荒天の中でしたが、30名近くの方々にお越しいただき、イベント後も町内外の方々でお話したり、お二人に質問しに行く方々も。遠方からご参加いただき、ありがとうございました!
次回勉強会について
・2018年2月3日(土)16:00〜18:00@コモレビ会議室
「モノがあふれる時代に本当にいいモノを作って売る、その秘密」
ゲスト:EVERY DENIM 代表 山脇耀平氏、島田舜介氏
・2018年3月2日(金)18:00〜20:00@コモレビ・ラウンジ
「顔の見えるお金、見えないお金の違い」
ゲスト:株式会社CAMPFIRE 取締役 高村純一氏